豊後高田市の農泊(Farmstay)は、
農村家庭におけるホスト同居型でホームステイに近い宿泊形態です。
ホストファミリーと一緒に収穫した自家製野菜や
自然の恵みを食べながら語り合い、
家族のように過ごします。
全ての受入家庭は簡易宿所として宿泊営業許可を取得していますが、
泊まる客室はホテルや旅館のような鍵のある個室でなく、
ごく普通の日本住宅の部屋であることがほとんどです。
また、山間や沿岸部など地域によって、
暮らしぶりや食文化も多様化しています。
例えば、江戸時代につくられた呉崎地区の干拓地では、
西日本一の生産量を誇る白ネギを中心に
落花生、芋類、ブドウ、梨、リンゴ等幅広い農業が行われており、
この地域でしか味わえない希少な料理もあります。
春と秋、年2回収穫できる蕎麦は、
豊後高田市の主要な産業の一翼であり、
暮らしの一部になっています。
市民向けの蕎麦打ち養成講座を受講しているホスト宅では
専用の道具も揃っており、
本格的なそば打ち体験ができます。
「日本の夕陽百選」に指定されている真玉海岸では、
干潮時の干潟でマテ貝掘りを体験できます。
掘った砂に現れる複数の穴に塩をいれると、
マテ貝が出てきます。